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結婚式や入学式で持っている着物を着たいと思ったとき、着付けを呉服店や美容室に依頼する方は多いです。しかし、嫁入りで持たせてもらった着物を久しぶりに着るときなどは、
「着物の着付けに必要な小物は足りてるのかな」
「買いなおしたほうがいいアイテムってある?」
「着用後のお手入れ・クリーニングはどうすればいいの?」
などの悩みはつきものです。普段から着物に馴染みがないと、よくわからないことは多いですよね。
この記事では、これから着物の着付けをお願いする予定の方に向けて、着付けに必要なアイテムリストや注意点などについて解説します。買いなおしがおすすめの小物や着用後のお手入れについても解説しますので、これから着物の着付けをお願いする予定の方は、ぜひ参考にしてみてください。
着物の着付けに必要なものチェックリスト
着物の着付けをお願いするときに必要なもの一覧は、以下のチェックリストで確認してください。
【着物の着付けに必要なものチェックリスト】
- 着物
- 長襦袢(ながじゅばん)
- 帯 ※着用シーンに応じて袋帯または名古屋帯
- 半衿(はんえり)・刺繍襟(ししゅうえり)
- 重ね衿(かさねえり) ※別名・伊達衿(だてえり)
- 帯締め(おびじめ)
- 帯揚げ(おびあげ)
- 草履
- バッグ
- 衿芯(えりしん)
- 肌襦袢(はだじゅばん)&裾よけ(すそよけ)またはワンピースタイプの着物スリップ
- 腰紐(こしひも)×3本
- ウエストベルト
- コーリンベルト×2本
- 伊達締め(だてじめ)×2本
- 帯枕(おびまくら)
- 前板(まえいた) ※別名・帯板(おびいた)
- 足袋(たび)
- 髪飾り
- 補正用タオル×3枚
以上は訪問着や付け下げなどを着用するときに必要な基本的なアイテム一覧です。振袖や留袖は着付けに使用するアイテムが異なります。また着付けの担当者によって必要とする小物は少し異なる場合があるため、着付けをお願いするお店に事前によく確認しましょう。
【着物の着付け】依頼前に確認が必要な注意点3つ
着物の着付けを呉服店や美容室などに依頼するときは、以下の3点を事前に確認しておく必要があります。
【着物の着付けを依頼するときの注意点3つ】
- 注意点①着物と長襦袢の寸法が合っているか
- 注意点②必要な着付け小物の忘れ物はないか
- 注意点③小物が古臭くないか&TPOに合っているか
注意点①着物と長襦袢の寸法が合っているか
着物の着付けをお願いする前に、着用予定の着物と長襦袢の寸法が合っているかを確認しておきましょう。
とくに着用する着物と長襦袢の寸法がちがっている場合には注意が必要です。着物の長襦袢はサイズが合っていないと、着物の袖から長襦袢が出てしまい見た目の美しさが損なわれます。時々別のサイズの着物に合わせた長襦袢を間違って持参する方もいるので、事前に寸法が合っていることをよく確認しましょう。
着物と長襦袢の寸法確認のためにも、着用日の2、3週間前~1週間前位までには着付けをお願いするお店に持参することが大切です。ちなみに呉服店で着付けをお願いする場合、万が一着物と長襦袢の寸法がちがう場合は以下のように対処してくれます。
【着物より長襦袢のほうが大きい場合】
裄や袖巾・袖丈は仮縫いする/身丈は裾を上げる。
【着物より長襦袢のほうが小さい場合】
着付けでカバーする(寸法が小さい箇所にもよる)・1番近い寸法の長襦袢をレンタルしてもらう
注意点②必要な着付け小物の忘れ物はないか
着付けをお願いするときは必要な着付け小物がすべて揃っているか、忘れ物がないようよく確認しておきましょう。必要な小物のチェックリストで確認しても、ついうっかりして荷物のなかに入れ忘れてしまうこともあります。とくに「衿芯」や「コーリンベルト」は忘れる方が多い小物なので注意しましょう。呉服店で着付けをお願いする場合は、当日足りない小物が発覚した場合にもその場で購入ができるので安心です。
注意点③小物が古臭くないか&TPOに合っているか
着付けを依頼する当日までに、着物に合わせるコーディネート小物が古臭くないか、小物がTPOに合っているかも確認が必要です。嫁入り道具や譲り受けた着物を着る場合、小物が派手だったりフォーマルな着物にカジュアルな小物を合わせていたりする例が多く見られます。普段から着物に馴染みがない場合は小物合わせなども悩みますよね。
合わせる小物について心配がある場合は、早めに着付けをお願いする呉服店にコーディネートの相談に行くのがおすすめです。着物のプロにコーディネートを確認してもらうことで、自信をもって着物を装うことができますよ。実際に昔の着物を着るときに買いなおす人の多いアイテムについては、次の項目で解説します。
【着物の着付け】昔の着物を着るときに買いなおす人が多いアイテムTOP3
嫁入り道具の着物や譲り受けた着物を着る場合、古い小物を買いなおす方は多いです。古い小物をそのまま使うと経年劣化による破損があったり色が派手だったりと、さまざまな問題が生じる可能性があるので注意が必要です。呉服店に着付けをお願いする方が買いなおすことの多い小物TOP3を紹介します。
【昔の着物を着るときに買いなおす人が多いアイテムTOP3】
1位:帯締め
2位:帯揚げ・重ね衿
3位:半衿
1位:帯締め
昔の着物の着付けをお願いする方の多くが買いなおすアイテムの1位が「帯締め」です。帯の真ん中にくる帯締めは、コーディネート小物のなかでも目立つアイテムのひとつです。着物や帯、また今の時代に合っている帯締めを選ぶだけでコーディネートがぐっと新鮮になります。
また、帯締めは古くなると房が抜けたり、結び目部分が痛んだりすることもあるので注意する必要があります。昔の着物で着付けをお願いする場合にも、帯締めだけは新調すると気分よく着物を着ることができますよ。呉服店に着付けをお願いすると、その場で着物に合う帯締めを購入できるので安心です。
2位:帯揚げ・重ね衿
昔の着物を着る方が買いなおすことの多いアイテム2位は、「帯揚げ」と「重ね衿」です。帯揚げは古いものだと寸法が短いことも多いので、買いなおしが必要となるケースも多いです。また嫁入りの着物に合わせた帯揚げは色が派手なので、今の年齢に合う落ち着いた色合いの帯揚げを改めて購入する方も。
重ね衿も同様に、娘時代の着物に合わせたものはショッキングピンクなど派手な色が多いです。クリーム色や淡いピンク色など、優しい色の重ね衿を合わせると上品に着こなせます。帯揚げや重ね衿も、色を変えるだけで昔の着物も素敵なコーディネートに生まれ変わります。着付けをお願いする呉服店に早めに持参して、コーディネートの相談をするのがおすすめです。
3位:半衿
久しぶりに着物を着る方が買いなおすことの多いアイテム3位は「半衿」です。半衿は本来着物をファンデーションや皮脂などの汚れから守る消耗品です。長年箪笥にしまってあった長襦袢を見ると、汗じみなどで変色していることが多々あります。着る予定の長襦袢は早めに確認し、半衿の変色がないかを確認しておきましょう。
もし付けなおしが必要な場合は、着付けをお願いする呉服店に早めに持参して半衿付けを依頼するのがおすすめです。
着物の着付け後に必要な「着用後のお手入れ」はどうする?
着物の着付けをお願いして着用した後は、どんなお手入れが必要なのでしょうか。着用後のお手入れについておさえておけば、着物を着ることに対する心配事が減りますよ。
着用後の着物は半日~1日陰干しをする
着用した直後の着物は、半日~1日程度陰干しをしましょう。着物を着ている最中は思っている以上に汗をかいているもの。着用後の湿気のある状態で箪笥にしまうと、カビが発生する原因になります。半日~1日程度陰干しをすることで、着物や長襦袢、帯にこもった湿気をとばすことができます。着用後の着物一式はなるべく早めに着物ハンガーに干して、半日~1日程度陰干しすることが大切です。
着物に汚れや汗じみがある場合は早めに呉服店に持参する
着用後の着物を陰干しした後は、着物全体をすみずみまでチェックし、気になる点がある場合は呉服店などに早めに持参しましょう。とくに結婚式など食事を伴う席で着物を着用した場合、気付かない内に食べ物の汚れが着物にとんでいる可能性も。そのまま箪笥に保管してしまうと、シミやカビなどの原因になります。
たくさん汗をかいている場合も同様に、着物の汗取りをしないと黄ばみなどの変色が発生するので注意が必要です。着用後の着物に少しでも気になる点があった場合は、着付けをお願いした呉服店に早めに持参するのがおすすめです。
着物の着付け相談はえり正へ
今回は着物の着付けを依頼する予定の方に向けて、着付けに必要なもの一覧のチェックリストや着付けの前に確認すべき注意点、買いなおしがおすすめのアイテムや着用後のお手入れなどについてくわしく解説しました。着物の着用がふさわしい席では、ぜひ思い出のこもる手持ちの着物を着用したいもの。昔の着物でも必要な小物やコーディネートを確認することで、素敵に着こなすことができますよ。
呉服専門店のえり正では、着物の着付け前のサイズ確認やコーディネートのご提案、着用後のクリーニングまで、着物に関するすべてをご相談いただけます。(*他店様のレンタル着物のお着付けはお断りしています)思い出のこもる大切な着物を着用するためのお手伝いなら、着物のプロが在籍する専門店におまかせください。
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