代表者紹介
えり正の代表者のご紹介とご挨拶。
氏名 | 代表取締役吉木大雄(よしきひろお) |
生年月日 | 1981年12月18日(とり年・いて座・A型) |
出身地 | 大阪生まれ・神戸育ち(*純血の九州男児) |
出身校 | 広陵中学→滝川高校(英語科)→関西学院大学(法学部) |
部活動 | 野球部(7年間補欠) |
好きな言葉 | 温故知新・一期一会・先心後利 |
好きなもの | 牡蠣・カレー・うなぎ・温泉・カメラ・釣り |
嫌いなもの | 南瓜・椎茸・茄子・愚痴・陰口 |
夢 | 息子とバックパッカーで世界中を旅すること |
家族 | 父:福岡県春日原市出身/1946年生 |
学生時 | 学生時代の4年間、様々な結婚式場やホテルにて、結婚披露宴の配膳をしていました。結婚式は累計で300件以上は担当したかと思いますが、新婦花束贈呈、新郎挨拶は何度聞いても感動的でした。あの世界観は私の今の礎になっています。 |
資格 | ・パーソナルカラーアナリスト |
代表者挨拶
-
この度はえり正オンラインショップにお越しいただき、誠にありがとうございます。
私たちの使命は、「ありがとう」と「お幸せに」という心を形にして、地域社会と家族に幸せな物語を増やしていくことです。これは、当社が長らく「冠婚葬祭」と「お嫁入り道具」を手掛けてきた歴史に由来しています。
しかし、ここでは、私個人が「ありがとう」という言葉を大切な人々に伝えることに固執する理由について、少し話させていただきます。
2014年5月29日(呉服の日)、まるで運命のように、私は父の葬式の喪主を務めた直後に、長男の誕生に立ち会いました。喜びと悲しみ、過去と未来が交錯し、その瞬間、私の心は混乱に包まれました。
振り返ると、父は仕事に熱心で家庭を顧みない人でした。幼い頃、私は「父のようになりたくない」と思い、思春期以降は父に反発し続けました。大人になった私は、2003年に神戸の店舗、2011年に福山の店舗を承継後も、経営方針についてよく親子喧嘩をしたものです。
父は終戦直後に生まれ、祖父に育てられ、親の愛情を知らずに育ちました。今考えると、父は不器用ながらも家族に対する愛情を示そうとしていました。特に誕生日やクリスマス、正月やお盆などの行事には、家族で集まりコミュニケーションを図っていました。私が冠婚葬祭などのフォーマル事業をとくに大切にするのは、そんな自分の生い立ちに由来していると思います。しかし、もし父が生き返っても、不器用な私はおそらく「ありがとう」とは言えないでしょう。今でも夢に父が出てきて喧嘩しているほどです(笑)
心の中で感謝や尊敬の念を抱きながら、それを言葉で伝えるのが難しい。大切な人ほど、「ありがとう」と言えなくなるというジレンマ。そんな私や父のように不器用な人たちが、日本にはたくさんいると思います。
また、人々が抱える悩みの多くは、おそらく人間関係から来るものです。今後あらゆるものがデジタル化していく時代の中で、アナログな人間交流の機会が失われていくと、人間関係の悩みはますます増えるかもしれません。
そんな時代だからこそ、冠婚葬祭とフォーマル着物の役割がますます大切になると思っています。冠婚葬祭は、家族や親族、地域社会に感謝を伝え、幸せを願う大切な機会です。フォーマルな着物には、その気持ちがデザインとして描かれています。冠婚葬祭と着物には、日本社会の幸せを育み、家族の絆をより強固にする知恵がたくさん詰まっています。私たちは、そんな素晴らしい文化を守り、新しい価値を生み出し、次世代に恩送りすることを使命に日々努力を重ねてまいります。
株式会社TradStyle 代表取締役吉木大雄